笑顔がこぼれるやさしい味

もっちりむっちり、ふんわり、表面はカリっと。そして感じる、ほのかな甘み。初めての食感と、いつか食べたことのあるような懐かしい味わいに、やさしさに包みこまれているような、あたたかい気持ちになる。驚くほど軽く、もたれない後味にもう一度驚される。

 

 

他にないもちもち食感と軽さの秘密は、生地に練り込まれた大豆ペーストだ。大豆を丸ごと使用したペーストは、独特のクリーミーさとサラリとした食感を生み出すという。揚げているのに油っこくないので、焼きドーナツだと思われるお客さんも多いという。

 

 

 

お店で生地から手作りしているというドーナツ作りの工程は、見ているだけでわくわくする。リング状に整形された生地が揚げ油の上にぽとんと落ちると、ぷかぷか浮かぶドーナツの穴に菜箸を入れ、くるくると回す。次第に色づき始め、こんがりきつね色の綺麗な円形に仕あがったら、引き上げる。甘く幸せな香りをあたり一面に漂わせながら、次々とできあがっていく様子が楽しい。

 

 

しばらく置いて荒熱を取ったドーナツたちに「nico」の焼印を押したら、基本のプレーンドーナツのできあがり。そこにコーティングやトッピングなど、さまざまなアレンジを加えていく。この日店頭に並んだのは11種類。冷蔵庫にはチョコレート系の商品もスタンバイしている。お店の一番人気はプレーンドーナツ。子どもも喜んで食べてくれるからと、買い求めるお母さんが多いという。

 

 

自身もニコドーナツのファンで、店員になってしまったという立野 優さんのおすすめは、シュガーソルト。「しょっぱさと甘さが同時に楽しめて、いくらでも食べられるんですよ」と笑う。

 

 

夏場の人気はソフトクリームだ。食べるのをためらってしまうほどかわいらしいおばけのソフトクリームに、思わず頬が緩む。ドーナツ同様、大豆ペーストが練り込まれていて、しっかりした味わいでコクがあるのにしつこくなく、後味が驚くほどさっぱり。これまで食べてきたソフトクリームとはちょっと違う印象にびっくりする。
秋限定のモンブラン、ハロウィンやクリスマス限定の商品など、季節によってさまざまなフレーバーが登場するという。いつ立ち寄っても飽きない、心くすぐる工夫がいっぱいだ。

 

 

路地に面したガラス張りの店舗に、小さな小さな看板。黒い輪っかは、ドーナツの形。かわいいものに囲まれたこんぢんまりしたスペースで、誰もが思わずにっこりしてしまう、幸せな空間があった。

nicoドーナツ 別府店

にこどーなつ べっぷてん

住所別府市別府市千代町10-4
営業時間10:00~17:00 ※売り切れ次第終了
休日不定休
電話番号080-3378-4125
駐車場なし