亀の井バス26(風呂)番で巡る 路線バスの旅 ぐるっと別府一周コース

introduction

とりあえず別府の王道コースを一周巡ってしまいましょう♪

別府駅に着いたけど、さて、今日はどうしようかな…みたいな方にオススメなのは、別府の地元バス会社「亀の井バス」さんの26番路線がオススメです。
個人的な通称「26(風呂)番路線」、正式な通称「ぐるっと」号

日中なら1時間に2〜3本の割合で別府をグルグル巡回しているので、わかりやすいです。

別府駅からスタートするオススメコースはこちらです・・・

別府駅観光案内所で1Dayフリーパスを購入(別府駅東口バス停) → 別府海浜砂湯で朝日を浴びながら砂湯(六勝園海浜砂湯前バス停) → 血の池地獄で血の池軟膏を買う(血の池地獄前バス停) → 地獄蒸し工房かんなわでランチ(鉄輪バス停) → 徒歩 → 海地獄で足湯(海地獄前バス停) → べっぷ駅市場でおやつ(流川8丁目バス停) → 徒歩 → 不老泉で締めの熱湯体験 → 別府駅でゴール

*鉄輪から足を伸ばして明礬温泉に行く方法もあります。その場合は鉄輪のバスセンターで聞いてみてください。

写真上 別府海浜砂湯は朝日のあたる午前中がオススメです
写真中 Myべっぷフリーチケットを購入すると、別府市内の亀の井バス路線が乗り放題です。
写真下 別府駅の高架下にある「べっぷ駅市場」は、べっぷ市民の台所


このコースだと、地獄巡りの主な場所が楽しめます。

ランチは、地獄蒸し体験のできる「地獄蒸し工房かんなわ」をオススメします。(土日は混雑します)
ランチの後は、地獄蒸し工房から徒歩5分の「ここちカフェ むすびの」が良いと思います。


海を眺めて、昔ながらの砂湯

上人ヶ浜の一角にある「別府海浜砂湯」は賑わっていた。受付で「たくさん汗が出るから、水分をとっておいたほうが良いですよ」と教えてもらい、順番を待つ間に水を飲みながら、外にある足湯に浸かる。目の前に広がる海を眺められる足湯は、無料とは思えないくらい贅沢な気分が味わえた。

順番が呼ばれ、専用浴衣に着替えて砂の上に横たわると、砂掛けさんが、足から始まり、全身、首周りまでしっかりと砂を掛けてくれた。温かい砂に包まれながら目を閉じると、血液の巡りが良くなっていることを感じる。砂の重みと、頬を撫でる潮風のあまりの心地良さにうとうとしてしまい、砂掛けさんが砂を均す音が、まるでどこか遠いところから聞こえているかのよう。

「15分経ちましたよ」砂掛けさんの声に少しずつ体を起こすと、体に溜まっていた老廃物が流れ出たかのように体が軽くなり、たっぷりと汗をかいていた。

 

別府海浜砂湯

ベップカイヒンスナユ

住所別府市上人ヶ浜
営業時間3月〜11月 8:30〜18:00(最終受付17:00)
12月〜2月 9:00〜17:00(最終受付16:00)
※混雑状況により、最終受付が早まることもあり
休日第4水曜(祝日の場合翌日)
電話番号0977-66-5737
駐車場あり
オススメ
商品
砂湯 1030円

ずっとずっと、心地よい場所

鉄輪の共同温泉「熱の湯」の隣に、アーチがかわいらしい淡いブルーの建物がある。「ここちカフェ むすびの」は、まちの診療所だった建物を再生したカフェ。オーナーの河野さんは大阪出身で、15年前に別府に移住した。鉄輪の魅力を伝えるために、まちあるきのガイドなども行っているのだそう。

 

 

「こっちで勤めていた仕事を辞めて、鹿児島や宮崎に行って農業をすることも考えたんやけど、やっぱり鉄輪が好きだから。ここで何かしたいなぁと思ってたんです」。そんなときに思いついたのが、ひっそりと建っているこの建物。ぜひ使わせてほしいと建物の持ち主に話をしたところ、その人も同じくいつか再生したいと考えていたのだそう。「周りからは、飲食店を始めるのに、場所から先に決めるのはおかしいって言われたんです。でも、この建物の歴史を感じさせる佇まいと、人を惹き付ける力に魅力を感じたんです」と河野さん。

 

 

メニューを考えるのは、前職の繋がりからお店に入ってくれた田中正子さん。低温の蒸気でじっくり蒸す「低温スチーム」や、50度のお湯で洗う「50度洗い」に「天日干し」。どの品も、食材本来の旨みを最大限に引き出す調理法で丁寧に作られている家庭料理がメインで、材料を選びぬいたシンプルな焼菓子やベースのソースから手作りしたドリンク類など、どれもが優しい味。「ひとつひとつ大事そうに作るんですわ」と河野さん。料理や充実したスイーツ、メニュー表のかわいらしさから、お客さんは女性が多いかと思ったが、人生の諸先輩方も多い。プライベートな時間をゆっくりと過ごせる、まさに心地よい場所だ。

 

 

息を吹き返した建物の中には、ほんのりと温泉の香りを含んだ風が吹いていた。目の前にある「熱の湯」に桶を抱えたおじいちゃんたちが談笑しながら入っていく。すれちがいで出てきたおばあちゃんは、ほかほか赤ら顔。診療所だったころから、ここから見える風景は変わっていないのだろう。「新しい観光施設や、昔からある地獄めぐりもいいけれど、鉄輪の奥に残る昔ながらの湯治場の風景。これこそが鉄輪本来の姿やないかなと思います」

 

 

「おかえり」と、この建物を知る人は誰もが心の中で思うのかもしれない。「この建物があってこそのお店だから。この空間は、ここでないと駄目なんです」と河野さん。「そう、絶対にね」と田中さんが小さく頷く。ちょっと休憩していた建物は、再び動き出し、鉄輪の毎日を見守っている。

ここちカフェ むすびの

ココチカフェ ムスビノ

住所別府市鉄輪上1組
営業時間9:00-LO19:30※水曜はLO17:30
休日木曜、第2・4水曜
電話番号0977-66-0156
駐車場なし
オススメ
商品
むすびのランチ 1000円