別府の温泉で心あたたまる旅のすすめ

introduction

私の生まれ育った別府には数多くの温泉があります。

別府って、側溝やマンホールから時々、湯気が
でているんです。
私は、別府ならではのこの光景を不思議と思わず、
当たり前だと思っていました。

また、家の近くには無人の銭湯があり、
お金は道路を渡った向かいのタバコ屋さんに
100円を払って温泉に入るというなんとも
おもしろいシステム。

温泉が当たり前のように身近にあり、そんなあたたかい場所がいたるところにあるこの町が私は大好きです。

心もからだも元気になる別府の温泉、ぜひ遊びにきてくださいね。



どの温泉もオススメですが、私のお気に入りは別府インター近くの堀田温泉です。

施設がとてもきれいな温泉で誰もが入りやすく、露天風呂も楽しめます。
また、広々した休憩所もありますので、入浴後もゆっくりした時間を過ごせます。

もう一つは、別府市野田にある紫石温泉です。
川沿いの細い坂道を登っていったところに温泉があります。

内湯はあつ湯とぬる湯に分かれていて、外には露天風呂、むし湯までもがあり、
210円で温泉に入れます。
静かなところにあるので、露天風呂にゆっくり浸かりながら近くの山の緑を
眺めるのも最高に癒されます。

温泉の帰りはぜひ別府の湯けむりの景色をご覧になってくださいね。

本記事で紹介されているスポット一覧

川沿いにある、のどかな温泉

緑に囲まれ、すぐ横を柴石川が流れる柴石温泉。醍醐天皇や後冷泉天皇が湯治したという言い伝えもあり、療養効果の高い温泉地として古くから知られている。江戸時代に「柴の化石」が見つかったことから「柴石」と呼ばれるようになったと言われている。

 

 

女湯ののれんをくぐると、ちょうど常連さんたちの一番風呂が終わる頃だった。ほんのりと肌を上気させた先客たちが、口々に「おはよう」「お先に」と挨拶をくれる。「今日の露天はいい湯加減よ」と声を掛けてくれたのは、ほぼ毎日ここに通っているというお母さん。

 

 

大きな窓から自然光をふんだんに採り入れ、広々とした内湯には、あつ湯と普通湯の2つがある。普通湯で身体を慣らしてから、濃い湯気の上がるあつ湯にも浸かってみる。ちょっと熱いけれど、やわらかくて心地よいお湯だ。露天風呂は少しぬるめで、外の緑を眺めながらいつまでも浸かっていたい気分になる。温泉熱を利用した蒸し湯でたっぷり汗をかいたあと、風にあたりながら入浴できるのもうれしい。

 

 

210円でこんなに充実した温泉施設が楽しめるのは、別府の市営温泉だからこそ。

川沿いに今も跡が残る滝湯のことを尋ねると、昔は湯船からタオルを巻いて、滝湯まで行っていたとのこと。お風呂から滝湯まで、ざっと50メートルはあり、今では到底考えられない話だけど、そんなのどかな頃をちょっとうらやましく思った。

 

 

柴石温泉

シバセキオンセン

住所別府市野田4
営業時間普通湯 7:00〜20:00
家族湯 9:00〜20:00(最終受付19:00)
休日第2水曜(祝日の場合は翌日)
電話番号0977-67-4100
駐車場35台
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普通湯 210円