<オーナーの中村さん(右)はイベント企画制作会社「precog」代表>
「別府で興味深いのは温泉がコミュニティを支えていること。井戸端会議が盛んで、憧れます」と中村さん。仕事で切羽詰まったときに、共同湯で一緒になったおばちゃんと話して気持ちが安らいだのだとか。「翌日も一緒になって、タオルを忘れてしまった私に貸してくれたんです。使った後のタオルだったけど」と笑う。別府には外の人を受け入れる懐の深さを感じるという。「『PUNTO』もそういう場でありたい。古今東西からいろんな人が集まり、有機的な交流が生まれ、刺激的なコトを生み出す場」。
<管理人の中野さん>
オープンから年月が経ち、現在は、別府に住まう中野さんが管理人をつとめ、おいしい食べ物やこだわりの生活を発信するためのフリースペースとして、様々な店主がオリジナルのお店を提案してきた。最近では、ここ「PUNTO」で期間限定の店主をしたことがきっかけで、別府に移住し、自分たちのお店を本格的に構え始めた人たちがたくさんいる。
<期間限定で「Fair Trade Cafe CARMELA」を出店する岡本さんは立命館アジア太平洋大学の学生でもある(※2016年10月現在)>
「ヒビノパン」(今は別府から豊後高田に移転)「クーポノス」「コムディア」「Real Point」「喫茶ムムム」など、今、別府で個性が光る店舗の始まりは、この場所から。様々な土地から、独自の視点を持って集まった店主たち。一定期間で変わるたびに、新しい客層のファンが増える。これからも食べ物を扱うお店にとどまらず、新しい文化発信・交流の場として、「PUNTO」は別府に風を吹かせ続けるだろう。
住所 | 別府市元町3 |
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営業時間 | 各店舗・イベントの営業時間に準ずる ※詳細はhttp://puntoprecog.jpをご確認ください |
休日 | 各店舗・イベントの営業時間に準ずる |
駐車場 | なし |