いつもよりちょっぴりいい気分に

「最初は、メインが肉と魚からひとつずつしかなかったんです。でも、お客さんに毎日でも楽しみにして来てもらえるようにと考えていたら、メニューが増えちゃってね」。お昼の看板メニューである1100円のランチは、8種類からメインを選ぶと、サラダとコーンチャウダー、そしてバゲットかライスがセットになり、+150円でデザートまで味わえる。洗練されたホテルテイストでありながら、気軽で、リーズナブルで、食堂のように通いたくなる。最近は、イタリアンでもフレンチでもない「サヴール」のような洋食の店は珍しくなった。

 


若鶏のモッツァレラチーズ焼きオレガノ風味、豚フィレ肉の香草パン粉焼き…黒板にずらっと並ぶメインメニューはどれも魅力的で、選ぶのに時間がかかってしまう。

 

 

「以前はね、もっと多かったんですよ。さすがに作るのが大変になって、今の数に落ち着きました」。それもそのはずだ。ソースも調理法も全て異なる8種類のメニューは、どれも盛り付けがとても美しい。唯一の魚料理「鮮魚のムニエル盛り合わせ レモンバターソース」をいただくと、パリッとした皮に覆われたふっくらとした白身、そしてたっぷりとかけられたバターソースの芳ばしい風味が絶妙だった。「雑な料理は出したくない」というシェフの想いが込められた一皿だった。

 


別府育ちのシェフは、ホテルなどで腕を磨き、2002年にこの店をオープンさせた。ホールを担当するのは「縁あって手伝うことになりました」というシェフの昔の同僚で、長年の相棒だ。2人の息の合った様子が、店全体に安心感をもたらしている。

 


昼から2500円のコースが味わえたり、逆に夜は1500円のディナーセットが食べられたり、アラカルトも豊富とあって、普段の夕食にも特別な日の晩餐にも重宝されている。予算と人数に応じてパーティーメニューもオーダーできるので、気心が知れた仲間とワインを傾けながら、特別な時間を過ごすこともできる。カウンター席もあるが、ここはシェフが心を許せる常連さんのための特等席らしい。というのも、シェフはとても人見知りな性格なのだとか。
「とっても美味しかったです。ごちそうさまでした」と言って店を出ようとすると、「ありがとうございました」と、照れたような笑顔を浮かべて見送ってくれた。

 

洋風食房 サヴール

ヨウフウショクボウ サヴール

住所別府市石垣東8-1-17
営業時間11:30-LO14:00/18:00 (LO21:30)
休日不定
電話番号0977-73-8883
駐車場4台
オススメ
商品
鮮魚のムニエル盛り合わせ レモンバターソース 1100円