ユニークなのは、厨房に地獄釜が備えられていて、そこからシュワシュワ湯気がのぼっていること。その様子が、洗練されたレストランに、どこか別府らしい温かさをもたらしてくれているような気がする。地獄釜のあるオープンな厨房は、美味しい料理が生まれるライブ感も味わわせてくれる。
「柳屋」に宿泊してここで食事をするプランもあるし、普段のランチやディナーで利用することも可能。ただし、予約は必須だ。週末は特に。
人気の理由は、見目麗しい料理の数々。地元大分を中心に、シェフが自ら産地や生産者さんを訪ね、選りすぐった食材を使っている。そしてそれを、温泉の恩恵で調理するというイタリアンは、「地獄イタリアン」と呼ばれている。地獄釜で蒸した魚、温泉で茹でたパスタ。
「いやあ、地獄釜で料理するのは難しいですよ。毎日釜の状態が違うので。ご機嫌を伺いながら、こっちが釜の状態に合わせて分量ややり方を変えてあげます」と言うのは、その料理を食べにわざわざやって来るファンも多い梯シェフだ。料理だけではなく、それが盛り付けられている器の質感や色鮮やかさからも、シェフが料理に込めるこだりや愛情を感じる。
「柳屋に宿泊したお客さんが気に入ってくれて、チェックアウトしたあとランチを食べにくることもあります」。
ここで食事をするだけで、大分の食べ物も、大分の温泉も、全部味わった気がして、なんだか別府の旅を満喫した気分になれる。だから、別府が恋しくなったら、何度でもここに来たくなるのかもしれない。
住所 | 別府市鉄輪井田2組 |
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営業時間 | 11:30-15:00 (LO14:00) /18:00-22:00 (LO20:00) |
休日 | 火曜 |
電話番号 | 0977-66-4411 |
駐車場 | 10台 |
オススメ 商品 | ランチ 2560円 |